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不二家の歴史 HISTORY

不二家を生んだ
「暮らしの意識」の変化

時代を変えた明治維新。

ふるさと九州では西郷隆盛の率いる薩摩軍や大久保利通らが活躍して新しい日本に生まれ変わったころ、私たちの先代、川原為吉が筑後の地で醤油づくりをはじめました。

それが不二家のはじまりです。当初はいくつもの家族が協働総出でおこなう愚直な醤油づくりだったと言います。

その後、現在に至るまで五代にわたり九州筑後こだわりの味を大切に、手間ひまかけた醤油づくりを続けています。

“事を遂げる者は愚直でなければならぬ。才走ってはうまくいかぬ”
勝海舟
“時勢に応じて自分を変革しろ”
坂本龍馬

これらは、そのときに時代を変えた偉人のことば。

このように、心の中に「愚直さ」と「チャレンジ精神」があったからこそ先代の醤油づくりがはじまりました。「不二家」という屋号には、”ふたつとない唯一無二”というオリジナリティを大切にする志が宿っています。

私たちはこの、スピリットを受け継いで明治29年創業からいまに至るまで、九州筑後の味をまもりながら、新しい「美味しい」に挑戦しています。

コンセプト CONCEPT

九州筑後の味を
まもりながら、
新しい「美味しい」に
挑戦します。

長く続いていることや、ものの工程には大切な「本質」があります。
私たちが扱う醤油や味噌には、蔵人たちが心を込めた手しごとがあり、
先代から受け継いだ大切な工程があります。

また、生命ある大豆や麹、微生物のおかげで、
豊かで味わいのある「食」を頂くことができるのです。
私たちは、この大切な「本質」をあなたと分かち合い、
生活の意識と心の体温を高めたいと考えています。

不二家の物語 STORY

蔵のはじまり。

蔵の朝は早い。
桶を洗い、米を洗い、大豆を炊き、
次々に仕込みの準備に追われます。
筑後湧水をふんだんに使い麹菌の繁殖に相応しい
床・空気を創り上げていきます。

素材を活かす。

厳選された大豆や米を活かすも殺すも「水」が命。
不二家の近隣は「名水百選」にも選ばれる湧水や、日本一の炭酸含有量と言われる
鉱泉水が湧き出る鉱泉場、水郷柳川や大川、みやまといった広大な田園に
水を送り込む矢部川など、豊富な水に恵まれた土地柄。
この地で酒蔵が多いのも、それが由縁です。

寒さの厳しい冬に。

醤油もろみ仕込みの冬がやってきます。
大豆と麹麦に麹菌をつけてよくかき混ぜ、夜中も人の手で撹拌。
昼夜、麹が育ち、黄色く染まるのを待ち続けます。
手間のかかる工程ですが、一つ一つ大切な仕事。
このもろみを三年育て上げてやっと醤油を絞ることができるようになります。

ただ静かに。熟成を待つ。

国産の大豆、麦、麹、塩、そして筑後湧水のみでつくる自家製もろみ。
蔵人たちが長い年月をかけて自然発酵させ、独自のもろみに仕立てていきます。
そのための蔵は、不二家百二十年余年の歳月をかけて培ってきた麹菌が息づいており、
私たちの味を守る大切な宝です。

渾身の一滴。

長い年月をかけて
天然発酵・熟成させたもろみは
褐色に輝きを放ち、蔵人たちの手で圧搾されます。
もろみ独特の芳醇な香りを漂わせながら。
こうして不二家醤油がうまれてゆくのです。

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